今回お話を伺ったのは会社員経験を経て、トレーナーキャリアへ飛び込んだ尾崎トレーナー。彼女の考える「健康」やそれを支える「トレーナー」の価値について語ってもらいました。

両親への感謝が、私の原点。

ー今日は尾崎さんのことについて色々紐解かせてください。
少し過去の話にさかのぼりますが、当時トレーナーを志したきっかけなどを教えてください。

高校生の時の陸上部がきっかけで、インターハイに出場するほどの強豪だったということもあり、チームにトレーナーがいたんですよね!なんとなくその姿に憧れていてかっこいいなと思っていて。でも大学へ進むときに迷ったんです。体育大学系に進むのか、専門系に進むのか普通の4年生大学に進むのか。
ただ私立中高一貫で通わせてもらった両親のことを考えると、ここまでお金をかけてもらっているのにとか勝手に考えちゃって。なのでトレーナーに関して専門的に学べる大学自体選択肢から外したんです。しっかり四年制大学に通って、良い会社に就職して親を安心させたい気持ちのほうが強かったですね。

ー自分の「やりたい」よりもご両親を安心させたいと思った理由は?

私実は上に2人兄がいまして、一番末っ子なんですよ。親にこれしなさいあれしなさいとかを言われたことがあるわけではないのですが、やはり兄2人を見てきて大変さも分かっていたし、そういうのを察するような感じですかね。
自分が小学校でバスケを始めたころから遠征などにたくさん行ったときもサポートをしてくれていたので、両親の愛情をめちゃめちゃ注がれていたなぁっていうのはよく覚えています。

末っ子で女の子だったということもあり、たくさんの愛情をご両親から受け取り今があると話す尾崎さん。
人生の岐路に立った時に常に「自分」のやりたいよりも、自分に愛を持って育ててくれた「両親」の想いを優先させてきました。

ー改めて一般企業を辞めてトレーナーとして転職を決意されたきっかけってなんだったんでしょうか?

一番大きかったのは結婚のタイミングですかね。このまま先のことを考えたときに今やらなかったらすごい後悔しちゃうんじゃないかって思ったんです。【結婚が】というよりも、【尾崎家】から抜けたというか、良い意味で心の距離感ができたことで思い切れたというか。そんなに意識をしていたわけじゃないんですけど、振り返って考えるとそうなのかもと思ったり。

ーだからこそずっとやりたかった「トレーナー」の仕事を本気でやれるようになったわけですね!

やれるタイミングをずっと探してたって感じです。

私が以前勤めていた会社では、各取引先の営業担当者から日々営業を受けていました。私たちの最大の使命はコスト削減。それはつまり、各取引先との間で取り決めた「コスト削減目標額」を達成することでした。
長年お付き合いのある部品メーカーさんなど、内部事情をよく知っているからこそ、毎年コストカットを迫るのが本当に心苦しかったんです。彼らが苦しんでいる姿を間近で見て、「なんのための仕事なんだろう」と辛く感じていました。なんか仕事してて苦しいなって思って。お互いが笑顔でいられない仕事ってちょっとしんどいよなぁって思って。一方でトレーナーという仕事って、トレーナーの働きかけでお客様の笑顔や健康をサポートできるし、近くで笑顔見れてハッピーだなぁ幸せだなぁって思って、トレーナーという職業を選びました。

ー会社員として果たすべき責任に対して苦悩を感じる日々だったという尾崎さん。
でもこの苦悩や壁にぶつかった経験はのちのトレーナーとして生きていく強い糧となっていきます。

会社を辞めてまで、届けたかった想い

ー新卒で入社した会社を退職し、夢見ていたパーソナルトレーナーとしてのキャリアをスタート。
はじめはパーソナルトレーニングを提供する会社に転職をし、とあるお客様と出会います。
そのお客様は2か月に1回はぎっくり腰になってしまう方だったと言います。

そのお客様は腰の不自由のために1日に予定がひとつしか入れられない方だったんです。でもそこからコツコツ2年くらい一緒にお客様の身体と向き合ってぎっくり腰が出ないところまで身体が変化するところまでサポートできました。今では今までトライできなかった海外旅行などにも行って楽しまれているお話を伺い、心からサポートに関われて嬉しい気持ちになりましたね。

ーその後「企業向けにパーソナルトレーニングを」という想いを貫きたい尾崎さんはパーソナルトレーニングの会社も退職し、自分の想いを実現させるため転職活動を続けます。

運動に対するハードルが高いのであれば、仕事のついでにみたいな感じで組み込んでいけばいいんじゃないかって思ったんです。そうすれば隙間時間でもすぐに身体と向き合えるし、心身ともに健康になっていくと思うんです。過去には某有名パーソナルジムの法人向けサービスへ転職を希望して面接を受けたことがあるんです。その際自分が目指している事業サービスについて熱く話をしたところ、「それ、尾崎さんご自身でやられた方がいいですよ」ときっぱり言われちゃいました。

ー紆余曲折ありながらも、最終的には自らパーソナルトレーニング事業を立ち上げサービスをスタートします。彼女をそこまで突き動かした想いは何だったのか。

とにかく企業向けにパーソナルトレーニングサービスを導入したいという想いが一番でしたかね。身体の不調を抱えている40~50代のお客様って昔は腰の痛みとかがあっても若さで何とか乗り越えたけど、今は抗えないようになってきているという場面をよく見かけます。

当時同じ想いを持った友人と二人三脚で法人向けにパーソナルトレーニングサービスを提供するために事業設計からマーケティング、営業、すべて0ベースからつくっていきました。とにかくすべて自分たちで0から作り上げたサービスだったのでとにかく大変でしたけど、自分たちの手で社会に必要だなと思うことをストレートにサービスにして取り組んでいたのでやりがいをとても感じていました。

ー"運動が苦手"、運動嫌い"というハードルの高さのために、自分自身の身体と向き合える機会が無かったからこそ、表面化した痛みなどに悲鳴を上げているお客様の声に耳を傾け続ける尾崎さん。

ー様々なトライアンドエラーを繰り返すものの、2人だけでは力及ばずだったそうです。そんな中THE PERSONがサービス展開している「からだの保健室」の存在を知ることとなり、ご縁もあってTHE PERSONへジョインすることとなりました。

私が描く、健康を軸にした未来図

ー尾崎さんが将来実現したい未来についてお話を伺っていきたいと思います。少し中長期的にやってみたいことや実現したいことはありますか?

あるときニュースで長崎に本社を構えるジャパネットグループがスポーツ事業を立ち上げ、スポーツや運動を軸に今まで過疎化していた長崎を盛り上げているのをみて、スポーツや運動には地域を盛り上げるパワーがあるんだ!と、とても素敵なことをしているなぁと感動して魅力に感じたのを覚えています。
元々旅行へ行くことも好きで色々な地域へ行くのですが、魅力的でもなかなか知られていない場所だったり、さみしくなっている場所とかを見て、スポーツや運動で盛り上げることができるといいよなぁと。なので今は所属している店舗でできることと向き合いながら仕事を楽しんでいます。

ー自分のことを好奇心旺盛な性格だと言う尾崎さん。
部活ではキャプテンを務めていたという一面も。でも自分から立候補したわけではなく周りからの推薦で務めていたそうです。何でもものは挑戦だという強い好奇心のもと色んな役回りに挑戦する尾崎さん、今ではグループパーソナル たまプラーザ店の責任者を務めています。

ー会社員時代や、自らの手でサービスを作り上げていった時期、そういった様々な経験を経て、当時の自分にどんな声掛けをしてあげますか?

そもそも甘いものじゃないぞと!(笑)でもやり続けることも成功の秘訣なのかもと今となっては思っています。だからこそ、チームとしてその課題に立ち向かっているTHE PERSONのサービスが自分の実現したいと思っている景色と合致したし、こうして成長、拡大中のTHE PERSONにジョインした今があるんだと思います。今までの選択肢は運命だったのかなぁと思うし、いいチャレンジだったんじゃない?と伝えてあげたいです。

ーいつも気さくで明るく元気な尾崎さんの周りにはいつも賑わう声が聞こえます。
様々な経験をされてきているからこそ、さらに前向きなチャレンジができるのではないでしょうか。尾崎さんが向かう先への足取りはとても軽快です。